auひかりとドコモ光で迷ったとき、最初に決めるべきは回線の速さではありません。家族のスマホがauかドコモかです。どちらも標準プランは最大1ギガで、速度の表記には差がないからです。
もう1つ、2026年9月時点で見落とされやすい事実があります。auの公式サイトで今いちばん大きく案内されているのは「auひかり」ではなく「auひかりプラス」という別サービスで、料金の成り立ちも契約期間も違います。従来のauひかり ホーム1ギガは「その他プラン」の側に置かれています。
編集部の結論はこうです。スマホがドコモならドコモ光、auなら従来のauひかり ホーム1ギガ。auひかりプラスは、auでんきまでまとめて切り替える人と、工事を待つあいだもネットが必要な人に限って選ぶ価値があります。
ドコモ光(1ギガ)— 月額が一定で、割引はスマホ側に出る
ドコモ光 1ギガのタイプA・タイプC(2年定期契約)は、戸建て月5,720円、マンション月4,400円です。月数による値上がりがなく、3年目も4年目も同じ金額が続きます。定期契約なしだと戸建て7,370円、マンション5,500円に上がります。
割引は回線側ではなくスマホ側に付きます。同じファミリー割引グループにドコモ光の契約者がいれば、スマホ1回線ごとに永年最大1,210円/月の割引です(eximo・irumo・5Gギガホ プレミアなどは最大1,100円/月)。公式が示す条件は「同じグループ内にドコモ光の契約者がいること」で、後述するauのような「ネット+電話」のセット条件は書かれていません。
正直に書いておくべき点は2つあります。1つは工事料で、公式の代表例は戸建て・マンションとも22,000円。新規工事料を実質0円にする特典は用意されていますが、2026年6月1日以降の申込分から特典の進呈時期が改定されているので、申込前に条件を確認してください。もう1つは解約金で、2年定期の期間内に解約すると戸建て5,500円、マンション4,180円がかかります。
いまフレッツ光を使っている人には、乗りかえ(転用)の際にフレッツ光側の割引サービス(にねん割など)の中途解約金がかからないと公式が明記しています。NTTの回線設備をそのまま使えるのがドコモ光の強みです。
auひかり ホーム1ギガ — 3年間で月額が下がっていく従来プラン
従来のauひかり ホーム1ギガは、プロバイダをau one netにした「ずっとギガ得プラン」で、1年目月6,380円、2年目6,270円、3年目以降6,160円と年ごとに安くなる設計です。
ただし6,380円にはネット利用料5,610円と電話利用料770円が含まれています。この料金になる「auひかり 超得割」は「ネット+電話」の申込が条件で、ネットだけの料金ではありません。auスマホのセット割(auスマートバリュー)も、ネット+電話のセット利用が条件になっています。
スマホ側の割引は、auスマホ1回線ごとに最大1,100円/月。ドコモの最大1,210円とは1回線あたり110円の差しかありません。つまり割引額そのものより、「家族のスマホがどちらのキャリアか」で勝負が決まります。
注意点は契約期間です。ずっとギガ得プランは3年契約で、更新期間以外に解約・プラン変更すると契約解除料4,730円がかかります。ドコモ光の2年定期より縛りが1年長いので、3年以内に引っ越す予定がある人は慎重に考えてください。提供エリアは住所ごとに異なるため、公式のエリア検索で先に確認が必要です。乗り換え時の違約金の上限ルールと各社の補填特典は、光回線の乗り換えタイミングと違約金の記事にまとめています。
第3の選択肢:auひかりプラス ホーム — 工事待ちの間もネットが使える
auひかりプラス ホームは、auが2026年9月現在メインで案内している新しいサービスです。1ギガは公式表記で「全国」提供、上り下り最大1ギガ。光回線の開通前でも、届いたハイブリッドホームルーターの5G通信でその日からネットが使えます。この期間は「ひかり準備割」で最大4か月、月額0円です。
月額は光回線開通から12か月目まで6,578円、13か月目から7,018円、37か月目から7,238円と、従来プランとは逆に上がっていく形です。この金額にはハイブリッドホームルーターのレンタル料858円とWi-Fiパックが含まれていますが、公式の注記どおり「2年契約(プロバイダ:BIGLOBE)」「Wi-Fiパック」を同時に申し込み、別途auでんきを申し込んで開通させた場合の料金です。auでんきに入らないと合計額は変わります。
初期費用はサービス登録料4,950円と工事費39,600円(1,650円×24か月)で、工事費は同額の割引で相殺されます。契約解除料は3,102円と、3プランの中でいちばん低い設定です。また公式の初期費用欄には、タイプ3でフレッツ光から乗りかえ(転用・事業者変更)する場合はサービス登録料4,950円+工事費3,300円になるという記載もあります。
向いているのは、電気もauでまとめる予定があり、引っ越し直後など「光回線の工事を待つ数か月もネットが要る」人です。月額だけで比べると、3プランの中で最も高くなります。
3プランを比較:戸建て・1ギガで並べる
| 比較項目 | ドコモ光 1ギガ(タイプA・C) | auひかり ホーム1ギガ | auひかりプラス ホーム 1ギガ |
|---|---|---|---|
| 1年目の月額 | 5,720円 | 6,380円(電話770円込み) | 6,578円(ルーター・Wi-Fiパック込み) |
| 2年目の月額 | 5,720円 | 6,270円 | 7,018円 |
| 3年目以降 | 5,720円 | 6,160円 | 7,018円(37か月目〜7,238円) |
| 3年間の月額合計 | 205,920円 | 225,720円 | 247,368円 |
| スマホ割(1回線あたり) | 永年最大1,210円(プランにより1,100円) | 最大1,100円(ネット+電話が条件) | 最大1,100円(ネット+電話が条件) |
| 契約期間 | 2年定期 | 3年(ずっとギガ得プラン) | 2年 |
| 期間内の解約 | 5,500円 | 4,730円 | 3,102円 |
| 料金の前提 | 2年定期契約 | au one net・ネット+電話 | BIGLOBE・Wi-Fiパック・auでんき申込 |
| 開通前のネット | 記載なし | 記載なし | 5G通信で最大4か月0円 |
※ 金額はすべて税込・各社公式サイトの2026年9月26日時点の表記。3年間の合計は月額×月数の単純合計で、初期費用・工事費・スマホ割は含みません。auひかりプラスの月数は光回線開通月から数えています。各社とも速度は技術規格上の最大値で、実使用速度を示すものではないと明記しています。編集部は回線速度の計測を行っていません。
表だけを見るとドコモ光の一択に見えますが、ここでスマホ割が効いてきます。たとえば家族2人がauなら、auひかりには月2,200円の割引が付き、ドコモ光には1円も付きません。3年間で79,200円の差となり、回線の差額19,800円を簡単にひっくり返します。
逆にドコモのスマホが2回線あれば、ドコモ光側に月2,420円の割引が付きます。回線の安さと割引の両方でドコモ光が上回るので、迷う理由がありません。
まとめ:スマホのキャリアで決めて、auなら従来プランを選ぶ
家族のスマホがドコモなら、ドコモ光。月額が3年間ずっと一番安く、スマホ割も1回線最大1,210円付きます。
家族のスマホがauなら、auひかり ホーム1ギガ(ずっとギガ得プラン)。3年縛りと電話セットが条件ですが、auひかりプラスより3年間で2万円以上安く、スマホ割は同じ最大1,100円です。
auひかりプラスを選ぶのは、auでんきにも切り替える人と、工事待ちの間もネットが必要な人だけ。それ以外の人に、編集部はこのプランをすすめません。工事そのものを避けたい場合は、home 5GとWiMAXの比較も参考にしてください。同じ光コラボで月額が安い楽天ひかりと比べたい人は、楽天ひかりとドコモ光の比較をどうぞ。
出典(2026年9月26日確認): ドコモ光 料金 / auひかり ホーム1ギガ / auひかりプラス ホーム / auスマートバリュー


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