光回線を引くと決めたあと、最後に残る2択がNURO 光とauひかりです。どちらも「速い回線」として名前が挙がり、どちらも公式サイトの料金表が読みにくい。ここで止まっている人に向けて、2026年9月時点の公式表記だけを並べて結論を出します。
先に答えを書きます。提供エリアに入っているならNURO 光です。戸建ての2年間の支払額で月2,000円以上の差がつき、10ギガに至っては月2,700円以上ひらきます。auひかりが逆転するのは、NURO 光が対象外だった場合と、工事を待つあいだもネットが必要な場合の2つだけです。
この記事の金額はすべて各社公式サイトの表記(2026年9月23日時点・税込)です。キャンペーンと提供エリアは時期で変わるため、申し込み前に公式のエリア判定で最新条件を必ず確認してください。
結論の前に:auひかりの「6,578円」は何の金額か
比較がこじれる最大の原因は、auひかりの表示料金の成り立ちです。公式サイトが掲げる戸建て1ギガの6,578円/月は、ネット回線の料金だけではありません。
公式の内訳はこうです。ネット利用料5,720円+ハイブリッドホームルーターのレンタル料858円+Wi-Fiパック(電話含む)770円から、Wi-Fiパックデビュー割−770円を引いた合計が6,578円。そしてこの金額は「2年契約(プロバイダ:BIGLOBE)」「Wi-Fiパック」を同時申込し、さらに別途auでんきを申し込んで開通させた場合の料金だと注記されています。
つまり電気の契約まで含めた条件付きの数字です。auでんきに入らない、Wi-Fiパックを外す、といった選び方をすると合計額は変わります。一方のNURO 光の4,530円は、月額基本料金5,170円にホームゲートウェイ550円を足し、2年割−1,190円と工事費相当割引を適用した支払イメージで、電気の契約は条件に入っていません。
同じ「月額」という言葉でも前提が違う。ここを踏まえたうえで表を見てください。
戸建てで比較する:2年間の差は月2,048円
| 比較項目 | NURO 光(戸建て) | auひかりプラス ホーム |
|---|---|---|
| 標準プランの速度 | 下り最大2.5Gbps | 上り下り最大1ギガ |
| 開通〜12か月目 | 4,530円 | 6,578円 |
| 13〜24か月目 | 4,530円 | 7,018円 |
| 25か月目以降 | 5,720円 | 7,018円(37か月目〜7,238円) |
| 10ギガの月額 | 4,530円 (開通〜24か月目。25か月目〜6,600円) |
7,238円 (13か月目〜7,678円/37か月目〜7,898円) |
| 提供範囲 | 公式のエリア判定で要確認 | 1ギガは全国/10ギガは一部エリア |
| 初期費用 | 契約事務手数料6,050円+基本工事費55,000円(36回払い・実質無料) | サービス登録料4,950円+工事費39,600円(1,650円×24か月・同額割引) |
| 契約解除料 | 料金ページに記載なし(契約条件ページで要確認) | 3,102円(明記) |
| 表示料金の前提 | 2年割の適用 | 2年契約+Wi-Fiパック+auでんきの申込 |
| 工事待ちの扱い | 記載なし | 開通前は5G通信で0円(ひかり準備割・最大4か月) |
※ auひかりプラスの金額は税込表記。公式は税抜(5,980円等)と税込を併記しています。
※ 各社とも「記載の速度は技術規格上の最大値であり、実使用速度を示すものではない」と明記しています。
1ギガ同士で比べると、最初の1年で月2,048円、2年目で月2,488円の差です。24か月では約5万4千円になります。しかもNURO 光の標準プランは下り最大2.5Gbpsで、速度の表記でも上回っています。
10ギガはさらに開きます。NURO 光は2年割の期間中、10ギガでも標準プランと同じ4,530円。auひかりプラスの10ギガは7,238円からなので、差は月2,708円です。25か月目にNURO 光が6,600円へ上がった時点でようやく近づきますが、それでも追いつきません。
マンションは条件が変わる:NUROは戸数で勝手に決まる
集合住宅では判断材料が1つ増えます。NURO 光のマンションは、建物の戸数によって適用プランが自動判定され、自分で選べません。
公式の説明はこうです。39戸以下の集合住宅は(H)プランが適用され、宅内工事に加えて屋外工事が必要。40戸以上は(M)プランで、宅内工事のみ。住所と建物情報の確認時に自動で決まるため、申込者が選択することはできないと明記されています。
料金も変わります。(M)プランは開通月から24か月間の月額負担が3,530円、25か月目から4,730円。一方39戸以下の建物に住んでいる人は、戸建てと同じ(H)プランの4,530円(25か月目から5,720円)になります。同じ「マンション」でも月1,000円違うということです。
そして集合住宅でこそ効いてくるのが10ギガの価格です。NURO 光 10ギガ(M)は開通〜24か月目が標準プランと同じ3,530円。auひかりプラス マンションの10ギガは7,238円からなので、差は月3,708円になります。
auひかりプラスのマンションは1ギガが開通〜12か月目5,500円、13か月目から5,940円、37か月目から6,160円。10ギガは7,238円/7,678円/7,898円です。初期費用はサービス登録料4,950円と工事費26,400円(1,100円×24か月)で、こちらも同額割引で相殺される形になっています。
そしてauひかりプラスのマンションには前提条件があります。公式が「対応設備導入済の集合住宅での提供。建物により設備が異なります」と書いているとおり、建物側の設備次第です。集合住宅は両社ともエリア判定ではなく建物判定だと考えてください。フレッツ光系の回線では、部屋まで電話線でつながる建物だと最大速度が概ね100Mbpsになります。見分け方はマンションの光回線と配線方式の確認方法にまとめました。
| 集合住宅の比較 | NURO 光 | auひかりプラス マンション |
|---|---|---|
| 標準プランの月額 | 3,530円(40戸以上・(M)プラン/開通〜24か月目。25か月目〜4,730円) 4,530円(39戸以下・(H)プラン/25か月目〜5,720円) |
5,500円(開通〜12か月目) 5,940円(13か月目〜) 6,160円(37か月目〜) |
| 10ギガの月額 | 3,530円(40戸以上・10ギガ(M)/開通〜24か月目。25か月目〜6,270円) | 7,238円(13か月目〜7,678円/37か月目〜7,898円) |
| プランの決まり方 | 戸数で自動判定・選択不可 | 建物の導入設備による |
| 工事 | 40戸以上は宅内工事のみ/39戸以下は屋外工事あり | 工事費26,400円・同額割引 |
ゲーム目線でどちらを選ぶか
ここまで料金の話をしてきたのは、対戦ゲームの遅延(Ping)は回線事業者の看板スペックでは決まらないからです。帯域(Gbps)は一度に運べるデータ量、Pingはデータが往復する時間で、別の指標です。10ギガにしても、それだけでPingが下がるとは各社とも書いていません。
10ギガが効くのは、大型アップデートのダウンロード、配信のアップロード、家族が同時に動画を見る時間帯の取り合いです。遅延に効くのはゲームサーバーまでの距離、夜間の混雑、そして自宅内の配線。回線を替えるより先に、PCやゲーム機をLANケーブルで有線接続するほうが多くの家庭では効きます。Wi-Fiは平均速度が同じでも遅延のばらつきが出やすいためです。
その前提に立つと、ゲーマーにとっての選択基準は「同じ条件なら安く、長く続けられるほう」になります。2年で5万円の差は、モニターやヘッドセットを買い替えられる金額です。だからエリアが合うならNURO 光を選ぶ、という結論になります。愛知・岐阜・三重・静岡の戸建てなら、混雑時に通信を優先するオプションを持つコミュファ光とNURO 光の比較も見てから決めてください。
auひかりプラスが有利になる場面は2つあります。1つはNURO 光が提供エリア外だったとき。1ギガは全国提供と明記されているので、選択肢として残ります。もう1つが工事待ちです。auひかりプラスは光回線の開通前、ハイブリッドホームルーターの5G通信を「ひかり準備割」で最大4か月0円で使えます。引っ越し直後にネットが無い期間を作りたくない人には、これは実質的な価値があります。
ただし5G通信はモバイル回線です。開通までのつなぎとしては使えますが、その期間にランクマッチを詰めるつもりなら期待しすぎないでください。
申し込む前に確認する3つのこと
1つ目、NURO 光の提供エリア判定。対象外ならこの比較は終わり、auひかりプラスかドコモ光の検討に移ります。エリアは郵便番号や住所単位で結果が変わります。その場合の選び方はauひかり vs ドコモ光 どっちで、従来のauひかりとauひかりプラスの違いも含めて整理しました。関西にお住まいなら、eo光とNURO 光の比較も参考にしてください。
2つ目、auひかりプラスを選ぶならauでんきに入るかどうか。公式の表示額はauでんきの申込・開通を前提にしています。電気を切り替えるつもりがないなら、窓口で条件なしの金額を確認してください。
3つ目、集合住宅なら建物の条件。NURO 光は39戸以下か40戸以上かで月1,000円変わり、auひかりプラスは設備導入済みの建物でしか使えません。どちらも「住所を入れてみるまで分からない」種類の条件です。
まとめ
NURO 光のエリア判定を先にやる。対象ならNURO 光で決まりです。1ギガでも10ギガでも料金差が大きく、標準プランの速度表記でも上回っています。
対象外だったらauひかりプラス。ただし表示料金はauでんき込みの条件付きだと理解したうえで申し込んでください。工事待ちのあいだ5G通信を0円で使える点は、他社には無い実務的な利点です。
そして回線が開通したら、最後にLANケーブルでつなぐ。編集部はこの順番を推します。
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3社以上で迷っている場合はゲーミング向け光回線おすすめ比較でドコモ光を含めて整理しています。回線を整えたあとは手元の環境が次のボトルネックになるので、ゲーミングモニターの選び方とゲーミングノートPC比較もあわせてどうぞ。ソフトバンクのスマホを使っている人は、NURO 光でもおうち割 光セットが使えるのでソフトバンク光 vs NURO光 どっちも参考にしてください。
出典
本記事の金額・速度・条件は、以下の各社公式ページの2026年9月23日時点の表記に基づきます。
・NURO 光 戸建て 料金・スペック(ソニーネットワークコミュニケーションズ)
・NURO 光 マンション 料金・スペック(同社)
・auひかりプラス ホーム 料金(KDDI)
・auひかりプラス マンション 料金(KDDI)
料金・キャンペーン・提供エリアは改定されることがあります。申し込み時点の公式条件を必ずご確認ください。本記事は編集部による通信速度・遅延の実測を行っておらず、速度に関する記述は各社の公表値と一般的な技術上の説明に基づくものです。


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