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スマホを買取店に売る前に、何をどの順番でやればいいのか。いちばん多い失敗は、バックアップを取る前に初期化してしまうことと、ロックを外し忘れて買取を断られることです。
結論から言います。やることは「バックアップ → 付属サービスの解除 → アカウントからサインアウト → 初期化 → SIMカードを抜く」の5段階で、iPhoneもAndroidも順番は同じです。違うのはロックの名前で、iPhoneは「iPhoneを探す」とアクティベーションロック、AndroidはGoogleアカウントによるデバイス保護です。どちらも外さずに売ると、買取店では解除できません。
本記事では、Apple・Googleの公式サポートページと、じゃんぱらの買取時の注意点(いずれも2026年10月18日確認)をもとに、iPhoneとAndroidの手順の違いを一覧で整理し、順番どおりに解説します。
iPhoneとAndroidで売る前にやることを一覧で比較
まず、両OSの公式手順を同じ段階に並べます。段階の順番を守ることが、データを失わず、買取も断られないための一番の近道です。
| 段階 | iPhone | Android |
|---|---|---|
| 1. バックアップ | iCloudまたはパソコン(Finder/iTunes)にバックアップ。新しいiPhoneへはクイックスタートで転送できる(旧機種がiOS 11以降の場合) | Googleアカウントにバックアップ。アプリ本体と関連データはリセットで消える |
| 2. 付属サービスの解除 | Apple Watchのペアリング解除、AppleCareの解約または移行、他社製スマホへ移るならiMessageの登録解除 | おサイフケータイ・ウォレットのデータを移行・消去(Android 15以降は交通系カードのバックアップ通知が出る場合あり) |
| 3. アカウントの確認・解除 | 設定 →[自分の名前]→ サインアウト(iOS 26以降は「このiPhoneを消去」も選べる) | 設定 → アカウントで、端末に入っているGoogleアカウントを確認し削除 |
| 4. 初期化 | 設定 → 一般 →「転送またはiPhoneをリセット」→「すべてのコンテンツと設定を消去」 | 設定アプリから出荷時の設定にリセット(最長1時間ほど・70%以上の充電を推奨) |
| 5. 手放す直前 | SIMカードを抜く。eSIMは消去時に「消去する」を選ぶ。信頼できるデバイスのリストから削除 | SIMカード・メモリカードを抜く |
| 解除し忘れたときのロック | 「iPhoneを探す」が有効なままだとアクティベーションロックが残る | Googleアカウントが残っていると、リセット後にそのアカウントのログインを求められる(デバイス保護) |
出典: Apple「iPhoneやiPadを売却、譲渡、下取りに出す前にやっておくべきこと」/Google「Android デバイスを出荷時の設定にリセットする」/Google「他人に無断で使用されないようにデバイスを保護する」
表の3と4の順番が特に大切です。iPhoneでは、消去すると「iPhoneを探す」とアクティベーションロックはオフになるとAppleは説明しています。ただし、その時点でApple Accountのパスワードを求められることがあるため、パスワードが分からないと先へ進めません。
手順1: まずバックアップを取る
初期化すると、端末の中のデータは元に戻せません。最初に必ずバックアップを取ってください。
iPhoneは、iCloudかパソコンにバックアップできます。新しいiPhoneがすでに手元にあれば、旧機種がiOS 11以降ならクイックスタートでそのまま情報を移せます。iOS 10以前の場合は、iCloud・iTunes・Finderのどれかを使います。
Androidは、Googleアカウントにバックアップします。Googleの説明では、Googleアカウントに保存したデータは復元できますが、アプリと関連データはリセットでアンインストールされます。LINEなど、アプリごとに引き継ぎ設定が必要なものは、各アプリの手順で先に済ませておきましょう。
新しい端末で電話番号が変わる場合、Appleは信頼できる電話番号をアカウントに追加しておくよう案内しています。2ファクタ認証のコードが古い番号に届いてログインできなくなる事態を防ぐためです。
手順2: Apple Watch・AppleCare・おサイフ機能を解除する
端末に紐づいたサービスは、初期化の前に外しておきます。初期化してからでは手続きが面倒になるものがあるためです。
- Apple Watch: iPhoneとペアリングしている場合は、先にペアリングを解除します。
- AppleCare: 加入中なら、解約するか新しい持ち主に移行できます。
- iMessage: iPhoneから他社製のスマホに乗り換える場合は、登録を解除します。
- おサイフ・NFC: じゃんぱらは、NFCやおさいふ機能にデータが残っている端末は、対象アプリやデータを消去してから持ち込むよう求めています。
Androidでは、残高のある交通系カードをバックアップできる機能をウォレット側に提供しているとGoogleは説明しています。Android 15以降で対応ウォレットを使っている場合は、リセット前にバックアップの通知が出ます。
手順3: アカウントからサインアウトし、ロックを外す
買取で一番問題になるのがこの段階です。じゃんぱらの買取時の注意点には、パスワードやアクティベーションロック、機能制限(ペアレンタルコントロール)は、それぞれ解除してから持ち込むよう書かれており、店舗では解除できないと明記されています。
iPhoneの場合
iOS 26以降は、設定 →[自分の名前]→ 下にスクロールして「サインアウト」をタップします。「このiPhoneを消去」か「消去せずにサインアウト」を選び、確認が出たら「iCloudとストアからサインアウト」を選びます。iOS 18以前は、同じく「サインアウト」をタップし、Apple Accountのパスワードを入力して「オフにする」をタップします。
Appleは、Apple Storeで下取りに出す場合にApple Accountのパスワードが必要になることがあるとして、来店前にパスワードを確認しておくよう案内しています。また「盗難デバイスの保護」が有効だと、店舗でパスワードを変更しようとした場合にセキュリティ遅延で1時間かかる可能性があります。パスワードの確認や再設定は、出かける前に自宅で済ませておくのが安全です。
Androidの場合
設定 → アカウントで、端末に入っているGoogleアカウントを確認し、削除します。Googleの説明では、デバイス保護を無効にするには端末からGoogleアカウントを削除します。アカウントが残ったままリセットすると、セットアップ時にそのアカウントでのログインが必要になり、入力できなければ端末はまったく使えなくなります。
なお、Googleアカウントのパスワードを再設定したばかりの場合、Googleは再設定から24時間たってからリセットするよう案内しています。売る日の直前にパスワードを変えると、予定どおりに初期化できないことがあります。
手順4: 初期化(すべてのコンテンツと設定を消去)
アカウントの解除が済んだら、端末を初期化します。
iPhoneは、設定 → 一般 →「転送またはiPhoneをリセット」→「すべてのコンテンツと設定を消去」→「iPhoneを消去」の順です。パスコードを求められたら入力します。Appleによると、この操作でApple Pay用のカード情報、写真、連絡先、音楽、アプリなど端末上のデータが完全に消去され、iCloud・iMessage・FaceTimeなどのサービスもオフになります。iCloudに保存してあるデータは消えません。eSIMを使っている場合は、eSIMプロファイルを消去するかどうかの確認画面で「消去する」を選びます。
Androidは、設定アプリから出荷時の設定にリセットします。メーカーによってメニューの名前が違うため、詳しくは各メーカーのサポートページを確認してください。Googleは、リセットに最長1時間ほどかかることがあるとして、70%以上充電し、Wi-Fiかモバイルネットワークにつないでおくよう案内しています。
初期化は、買取店に任せられるものではないと考えてください。じゃんぱらは、記録媒体を持つ品物のリセットなどのデータ消去と、パスワードやアカウントの登録解除を、事前に利用者のもとで済ませるよう求めています。また、起動しないなどで動作の確認やデータ消去ができない端末は買取対象外としています。
手順5: SIMカードを抜き、信頼できるデバイスから外す
最後に、SIMカードとメモリカードを抜きます。AppleはAndroid端末を下取りに出す場合について、SIMカード・メモリカード・ケース・画面保護シートを取り外すよう案内しています。
iPhoneの場合は、Apple Accountの「信頼できるデバイス」のリストから古い端末を削除します。SIMカードを使っていない場合も、新しい持ち主へのサービスの切り替えについて通信事業者に相談するようAppleは案内しています。
売る前に確認しておきたい「ネットワーク利用制限」
ロックの解除と並んで、買取を断られる原因になるのがネットワーク利用制限です。じゃんぱらは、各社のネットワーク利用制限の確認ページで「×」と表示される端末など、通信キャリアによる利用制限がされている端末を買取対象外としています。
確認には端末のIMEI(製造番号)を使います。iPhoneは設定 → 一般 → 情報で表示できます。キャリアで購入した端末は、購入したキャリアの公式の照会ページで判定を確かめましょう。たとえばauや楽天モバイルは照会ページを公開しています。
もう手元にない端末を売ってしまった場合
初期化せずに手放してしまったiPhoneについて、Appleは次の対応を案内しています。
- 新しい持ち主に連絡し、すべてのコンテンツと設定を消去してもらう
- 連絡が取れない場合や紛失・盗難の場合は、iCloud.comの「デバイスを探す」から端末を消去する
- 信頼できるデバイスのリストから端末を削除する
- Apple Accountのパスワードを変更し、2ファクタ認証をオンにする
- Apple Payを使っていた場合は、ウォレットのカードやパスを削除する
パスワードを変更しても手放した端末に残ったデータは消えませんが、新しい持ち主があなたのiCloudの情報を削除することはできなくなる、とAppleは説明しています。
まとめ: 売る前の準備は「順番」がすべて
スマホを売る前にやることは、iPhoneもAndroidも「バックアップ → 付属サービスの解除 → アカウントの解除 → 初期化 → SIMを抜く」の順番です。順番を逆にすると、データを失うか、ロックが残って買取を断られます。
特に、Apple AccountやGoogleアカウントのパスワードは、売る日の前日までに確認しておきましょう。準備が終わったら、買取店ごとの価格や入金の速さを比べて売り先を決めます。比較はスマホ買取おすすめ比較(イオシス・ゲオ・じゃんぱら)、宅配か店頭かで迷う場合は宅配買取と店頭買取の比較、キャリアやAppleの下取りと迷う場合は下取りと買取どっちが得かをまとめています。
出典(2026年10月18日に各社公式サイトで確認。手順や条件は変更されることがあります)
・Apple iPhoneやiPadを売却、譲渡、下取りに出す前にやっておくべきこと
・Google Android デバイスを出荷時の設定にリセットする/他人に無断で使用されないようにデバイスを保護する
・じゃんぱら 買取をご利用になる際の注意点/よくある質問(買取)
・ネットワーク利用制限の照会 au/楽天モバイル

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