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機種変更のとき、古いスマホをキャリアやAppleの下取りに出すか、買取店に売るかで手元に残る金額は変わる。下取りは手続きが一度で済む一方、受け取りはポイントや割引になることが多い。買取は現金で受け取れるが、自分で申し込んで発送する手間がかかる。
結論から言う。iPhone 15 128GBで公式の価格表を並べると、状態の良い端末なら買取店の上限額がドコモ・au(機種変更)・ソフトバンク・楽天モバイルの下取り額を上回った。ただし、auの他社からの乗りかえやApple Trade Inの最大額は買取店の上限に近く、iPhone 14ではauの乗りかえが買取店の上限を超えていた。「下取りは必ず損」とは言えないので、申し込む手続きの下取り額と買取価格表を両方見てから決めるのが確実だ。
本記事では、下取りと買取の仕組みの違いを整理したうえで、iPhone 14・15・16の下取り額と買取価格を比べ、どちらが向いているかの判断手順をまとめる。金額と条件はすべて、2026年10月11日に各社の公式サイトで確認した記載に基づく。
下取りと買取の違い
まずは仕組みの違いを押さえておきたい。下取りは新しい端末の購入とセットになっていることが多く、買取は単独で売れる。
| 項目 | キャリア・Appleの下取り | 買取店(イオシス・ゲオ等) |
|---|---|---|
| 受け取り方 | ポイント(dポイント・Pontaポイント・PayPayポイント・楽天キャッシュ)、機種代金の割引、Apple Gift Cardなど | 銀行振込など現金での受け取り |
| 新しい端末の購入 | ドコモ・au・ソフトバンク・Appleは購入が条件。楽天モバイルは購入不要 | 不要 |
| 価格の区分 | 「良品/画面割れ/機能不良」などの少数の区分(auはA〜Dランク) | 未使用・中古のランク別に細かく分かれる |
| 申込後の取り消し | ドコモ・ソフトバンクは申込後の返却不可。auは原則不可 | 査定額に納得できなければ返品を選べる(返送料の扱いは店ごとに異なる) |
下取りの強みは、購入と同時に申し込めば手続きが一度で済む点だ。一方で、受け取ったポイントは使い道や付与時期が決まっているため、現金と同じ感覚では使えない。
iPhone 15 128GBで下取り額と買取価格を比べた結果
同じiPhone 15 128GBについて、各社の公式ページに掲載されている金額を並べた(2026年10月11日時点)。下取りは状態の良い端末の金額、買取は中古ランクの上限〜下限を載せている。
| 手段 | iPhone 15 128GBの金額 | 受け取り方 |
|---|---|---|
| イオシス(買取) | 中古 68,000〜51,000円(未使用 76,000円) | 振込 |
| ゲオ(買取) | 中古 60,500〜48,400円(未使用 71,500円) | 振込 |
| au 下取り(他社からの乗りかえ) | Aランク 66,000円 | 購入代金に充当するポイント(機種代金から還元) |
| Apple Trade In | 最大 65,000円 | 購入代金からの割引またはApple Gift Card |
| ソフトバンク 下取り | 良品 48,960円相当 | PayPayポイント(出金・譲渡不可) |
| au 下取り(機種変更) | Aランク 46,200円 | Pontaポイント(1ポイント=1円相当) |
| 楽天モバイル 下取り | 良品 37,080円 | 楽天ペイ残高(楽天キャッシュ) |
| ドコモ 下取り | 良品 31,000円 | 店頭は機種代金の割引、オンライン・郵送はdポイント |
iPhone 15 128GBなら、機種変更で下取りに出すより、買取店に売った方が受け取れる額は大きい。イオシスの中古ランクの下限51,000円でも、ドコモ・ソフトバンク・楽天モバイル・au(機種変更)の下取り額を上回っている。差が小さいのはauの乗りかえとApple Trade Inで、この2つは買取店の上限とほぼ並ぶ。
Apple Trade Inの金額は公式ページに掲載された最大額で、実際の額は端末の状態で決まる。auの乗りかえの金額は、同じページの機種変更の金額より19,800円高く表示されている。ドコモ・ソフトバンク・楽天モバイルは公式ページに税込と明記されており、その他の金額は公式ページの表示どおりに載せている。
iPhone 14・16でも順位は同じか
同じ比べ方をiPhone 14 128GBとiPhone 16 128GBでも行った。機種によって順位が入れ替わる点に注意したい。
| 手段 | iPhone 14 128GB | iPhone 16 128GB |
|---|---|---|
| イオシス(買取・中古) | 49,000〜37,000円 | 95,000〜71,000円 |
| ゲオ(買取・中古) | 36,300〜29,040円 | 95,700〜76,560円 |
| au(乗りかえ・Aランク) | 55,000円 | 92,400円 |
| au(機種変更・Aランク) | 35,200円 | 92,400円 |
| Apple Trade In(最大) | 48,000円 | 92,000円 |
| ソフトバンク(良品) | 30,240円 | 72,000円 |
| 楽天モバイル(良品) | 19,500円 | 55,430円 |
| ドコモ(良品) | 21,000円 | 43,000円 |
iPhone 14では、auの乗りかえ(55,000円)が買取店の中古上限(イオシス49,000円)を上回った。iPhone 16では、auのAランク(92,400円)とApple Trade Inの最大額(92,000円)が、買取店の中古上限(ゲオ95,700円)にかなり近い。
一方、ドコモ・ソフトバンク・楽天モバイルの下取り額は、3機種とも買取店の中古ランクの下限を下回るか、ほぼ同じ水準だった。この3社で機種変更する場合は、買取店の価格表を先に確認しておく価値がある。
下取りが向いているケース
下取りの方が有利、または手間を考えると下取りで十分なのは次のような場合だ。
- auに他社から乗りかえる:乗りかえの下取り額は機種変更より高く表示されており、iPhone 14では買取店の上限を超えていた
- Appleで新しいiPhoneを買う:Apple Trade Inの最大額は買取店の上限に近く、購入代金から直接割り引ける
- 画面割れなど状態が悪い:ドコモ(9,300円)・ソフトバンク(15,120円)・au(Dランク13,750円)は、画面割れでも一定額が付く(いずれもiPhone 15 128GB)。買取店の画面割れ時の価格は今回確認していないため、両方の見積もりを比べたい
- ポイントを普段から使っている:受け取ったポイントを日常の支払いで使い切れるなら、現金との差は気になりにくい
買取が向いているケース
反対に、買取店に売った方が向いているのは次のような場合だ。
- ドコモ・ソフトバンク・楽天モバイルで機種変更する:iPhone 14〜16の3機種とも、下取り額が買取店の中古価格を下回るか同水準だった
- 現金で受け取りたい:買取は振込で受け取れる。ソフトバンクのPayPayポイントは出金・譲渡ができない
- 新しい端末をキャリアで買わない:ドコモ・au・ソフトバンクの下取りは、その会社での端末購入が条件になっている
- 状態が良い・未使用に近い:買取店はランクが細かく分かれており、状態が良いほど上限に近い金額が付く
買取店ごとの価格・送料・振込の速さ・減額条件は、スマホ買取おすすめ比較(イオシス・ゲオ・じゃんぱら)で詳しく整理している。どの店に売るかで迷っている場合はあわせて確認したい。
下取りに出す前に確認したい注意点
下取りは手軽な反面、申し込んだ後に変更できない条件が多い。公式ページに書かれている主な注意点は次のとおり。
- 申込後は端末が戻らない:ドコモとソフトバンクは申込後の返却を受け付けておらず、ソフトバンクは査定で良品と認められなくても取り消しや返却ができない。auも返却は原則不可としている
- 分割払いの残りは消えない:ドコモとauは、下取りに出しても旧端末の分割支払金の残りは引き続き支払う必要があると案内している
- 送付と手続きに期限がある:ソフトバンクは申込から14日以内にキットが届かない場合などに申込みが取り消されることがあり、Appleのオンライン下取りは新しい製品の受け取りから14日以内に下取り機が届く必要がある
- 受け取りまで時間がかかる:ドコモの郵送下取りは端末の到着からポイント進呈まで2〜3週間、楽天モバイルは価格確定から1〜1.5か月後の付与と案内されている
- 初期化とロック解除が必要:各社とも初期化されていない端末や、ロックが解除されていない端末は受け付けていない。楽天モバイルは「iPhoneを探す」が有効な端末も対象外としている
どっちが得かを決める手順
迷ったときは、次の順で確認すると判断しやすい。
- 新しい端末を買う会社と手続き(機種変更か乗りかえか)を決める
- その会社の下取りページで、自分の機種・容量・状態の下取り額と受け取り方を確認する
- 買取店の価格表で同じ機種・容量の中古ランクの価格を確認する
- ポイントで受け取る場合は、使い道と付与時期を確認したうえで、現金の買取価格と比べる
- 差が小さければ手続きが一度で済む下取り、差が大きければ買取を選ぶ
まとめ
iPhone 15 128GBでは、状態の良い端末ならドコモ・ソフトバンク・楽天モバイル・au(機種変更)の下取りより買取店の方が受け取れる額は大きかった。一方で、auの乗りかえとApple Trade Inは買取店の上限に近く、iPhone 14ではauの乗りかえが買取店を上回った。
下取り額と買取価格は機種や手続き、時期で変わる。申し込む前に、公式ページで両方の最新の金額を確認してから決めたい。
出典(2026年10月11日確認)
・Apple 下取り価格(iPhone)apple.com/jp/shop/browse/overlay/tradein_landing/iphone_values/Apple Trade In(条件)apple.com/jp/shop/trade-in
・ドコモ 下取りプログラム(iPhoneの下取り価格)docomo.ne.jp/campaign_event/shitadori/iphone//(条件・ポイント進呈時期・返却)docomo.ne.jp/campaign_event/shitadori/
・au 下取りプログラム(iPhoneの下取り価格)au.com/mobile/trade-in/iphone//(条件・還元方法)au.com/mobile/trade-in/
・ソフトバンク 下取りプログラム(価格・条件・PayPayポイント)softbank.jp/mobile/campaigns/list/trade-in/
・楽天モバイル スマホ下取りサービス(価格一覧・2026年9月25日時点の表示)network.mobile.rakuten.co.jp/service/tradein/price-list//(条件・付与時期)network.mobile.rakuten.co.jp/service/tradein/
・イオシス 買取価格表(iPhone)k-tai-iosys.com/pricelist/smartphone/iphone/
・ゲオモバイルオンライン 買取価格(iPhone15。iPhone14・16も同形式)buymobile.geo-online.co.jp/mitsumori/

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