一人暮らしのネット回線は光回線・ホームルーター・ポケット型のどれ?住む年数別の支払い合計で比較【2026年10月】

一人暮らしのネット回線 住む年数で選ぶ ガジェット比較

一人暮らしのネット回線は、速度より先に「その部屋に何年住むか」で選ぶと失敗が減ります。光回線の工事費も、ホームルーターの端末代も、長く使うことを前提に「実質無料」になる仕組みだからです。

先に答えを書きます。公式料金で計算すると、1年で出るならポケット型、2年を超えて住むなら光回線が安くなります。ホームルーターは工事がいらない反面、端末代の割引が48か月かけて適用されるため、短く使うほど割高です。

この記事では、ドコモ光・NURO 光(マンション)・ドコモ home 5G・UQ WiMAXの4つを例に、月額、最初にかかる費用、やめるときに残る費用を、各社公式サイトの表示(2026年10月1日確認)だけで整理します。

結論:1年ならポケット型、2年が分かれ目、それより長いなら光回線

4つのサービスを、1年・2年・4年使ったときの支払い合計で並べると、順位が入れ替わります。1年で解約する場合は、UQ WiMAXの持ち運び端末(ポケット型)が70,356円で最も安く、home 5Gは118,260円で最も高くなります。

2年になると光回線が並びます。NURO 光(マンション)は、工事費の残りと契約解除料を払っても111,747円で、WiMAXの133,034円を下回ります。ドコモ光は139,150円ですが、別にdポイントが約2万ポイント戻ります。

4年住むと、NURO 光はhome 5Gより約4万9千円、WiMAXより約5万5千円安くなります。ただし、NURO 光は提供エリアと建物の条件が合わないと申し込めません。金額はすべて編集部による単純計算で、前提は計算表の下にまとめています。

一人暮らしで差が出るのは「やめるとき」の費用

3つのタイプは、月額だけを見ると大きな差がありません。ドコモ光のマンション向けは4,400円、home 5GとWiMAXはどちらも5,280円です。

差がつくのは、引っ越しや解約のタイミングで何が残るかです。光回線は工事費が残ります。ホームルーターは端末代の割引が途中で止まります。ポケット型は端末代が安く、契約期間の条件がないプランを選べます。

進学・就職・転勤・賃貸の更新など、一人暮らしは住む期間に区切りが来やすい暮らし方です。タイプごとに、やめるときの条件を順に見ていきます。

光回線:ドコモ光とNURO 光(マンション)

ドコモ光 1ギガ タイプA(マンション)の月額は、2年定期契約で4,400円です。初期費用は契約事務手数料4,950円と工事料で、工事料の代表例は28,600円です。派遣工事なしで開通できる場合は3,300円になります。

工事料は「新規工事料実質0円特典」で、同額相当のdポイント(期間・用途限定)が戻ります。ただし、2026年6月1日以降の申し込み分から、ポイントの進呈は利用開始月の7か月後の月から24か月間の分割に変わりました。途中で解約すると、解約月の翌月から進呈は止まります。

利用開始月を1か月目とすると、全額が戻るのは31か月目です。24か月目に解約すると、受け取れるのは24回のうち17回分、約2万ポイントという計算になります。2年定期契約を更新期間(契約満了月の当月・翌月・翌々月)以外に解約すると、マンションタイプで4,180円の解約金もかかります。

NURO 光(マンション)は、40戸以上の建物なら(M)プランになります。2年割を適用した月額負担は、開通月から24か月間3,530円、25か月目から4,730円です(Wi-Fiルーター代550円を含む)。39戸以下の建物は(H)プランで、同じ条件で4,530円、25か月目から5,720円です。プランは戸数で自動判定され、自分では選べません。

基本工事費55,000円は36回の分割で、同額が毎月割り引かれます。36か月目より前に解約すると、残りは一括で請求されます。公式の注意事項には、引っ越しが理由の解約でも工事費の残りは発生すると書かれています。

契約期間は36か月で、(M)プランの契約解除料は2,653円です。24か月目に解約すると、工事費の残り12回分18,324円と合わせて20,977円がかかる計算です。なお、利用開始月を含む2か月目の末日までに解約した場合は、工事費の残りと契約解除料が無償になります。

ホームルーター:ドコモ home 5G

home 5Gの月額は5,280円です。工事はいらず、ドコモオンラインショップで申し込めば契約事務手数料4,950円もかかりません。最初に払うお金がいちばん少なく見える選択肢です。

注意が必要なのは端末代です。専用端末のHR02は73,260円で、「月々サポート」により最大48か月間、毎月1,525円(1か月目のみ1,585円)が割り引かれます。48か月使い切って、はじめて端末代が実質0円になります。

24か月で解約すると、受けられる割引は36,660円分です。端末代のうち36,600円が自己負担として残る計算になります。解約月の月額は日割りになりません。2025年7月1日以降の新規契約では、1年以内に解約すると契約解除料1,100円もかかります。

引っ越しのときは、設置場所住所の変更手続きが必要です。ドコモは、登録した設置場所住所以外では利用できないと明記しています。データ量は無制限ですが、ネットワークの混雑状況によって通信が遅くなることがあるとも書かれています。

ポケット型:UQ WiMAX(Speed Wi-Fi DOCK 5G 01)

UQ WiMAXの「ギガ放題プラスS」は月額5,280円で、「WiMAX +5G割」が適用されると13か月間は4,598円です。UQは公式のよくある質問で、このプランは契約期間に条件がないと案内しています。

持ち運べる端末「Speed Wi-Fi DOCK 5G 01」は重さ約198gです。UQ WiMAXオンラインショップでの機種代金は33,220円で、新規契約と同時に買うと「UQ WiMAXおトク割」で21,340円引きの11,880円になります。別に登録料3,300円がかかります。

端末代が1万円台で、契約期間の条件もないため、短く使う場合の負担がいちばん軽くなります。持ち運べる端末なので、引っ越し先がサービスエリア内ならそのまま使えます。

弱点は通信の制限です。UQは、一定期間内に大量のデータ通信があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合があると書いています。より広いエリアで使える「プラスエリアモード」は月30GBまでで、超えると月末まで送受信最大128kbpsになります。

比較表:月額・最初の費用・やめるときの費用

項目 ドコモ光 1ギガ
(マンション)
NURO 光
(マンション・(M)プラン)
ドコモ home 5G UQ WiMAX
(DOCK 5G 01)
タイプ 光回線 光回線 ホームルーター ポケット型
月額 4,400円(2年定期契約)
定期契約なし5,500円
3,530円
25か月目から4,730円
5,280円 5,280円
13か月間は4,598円
最初の費用 契約事務手数料4,950円
工事料28,600円(代表例)
契約事務手数料6,050円 オンライン0円
店舗4,950円
登録料3,300円
端末11,880円
実質無料の条件 工事料相当のdポイントを7か月後の月から24回で進呈 工事費55,000円を36回で相殺 端末73,260円を48か月で相殺 なし(端末は割引後の価格で購入)
やめるとき 解約金4,180円(更新期間を除く)
残りのポイント進呈は終了
工事費の残りを一括
契約解除料2,653円
端末代の残り
1年以内は契約解除料1,100円
契約期間の条件なし
端末を分割にした場合はその残り
工事 必要 必要(宅内工事のみ) 不要 不要
引っ越し 移転事務手数料2,200円
工事料3,300円〜22,000円
解約して引っ越し先で申し込み直し 設置場所住所の変更手続き エリア内ならそのまま

料金はすべて税込・2026年10月1日時点の各社公式サイトの表示です。スマホとのセット割、期間限定のキャンペーン、ユニバーサルサービス料、オプション料金は含めていません。編集部は通信速度の計測を行っていません。

表で見てほしいのは「実質無料の条件」の行です。光回線の工事費も、home 5Gの端末代も、決められた期間を使い切ることで相殺されます。その期間より先に引っ越す予定があるなら、相殺されなかった分が自分の負担になります。

1年・2年・4年の支払い合計を計算する

上の料金をもとに、使う期間ごとの支払い合計を計算しました。解約するときにかかる費用も含めています。

使う期間 ドコモ光 1ギガ
(マンション)
NURO 光
((M)プラン)
ドコモ home 5G UQ WiMAX
(DOCK 5G 01)
1年で解約 90,530円
別にdポイント約6,000
87,711円 118,260円 70,356円
2年で解約 139,150円
別にdポイント約20,000
111,747円 163,320円 133,034円
4年使う 244,750円
別にdポイント28,600
204,290円 253,440円 259,754円

編集部による単純計算です。開通月と解約月の日割りは考えず、月額を満額で計算しています。ドコモ光は工事料28,600円の場合で、1年は解約金4,180円を含み、2年は更新期間内の解約として解約金を含めていません。NURO 光は(M)プランで、1年・2年は工事費の残りと契約解除料2,653円を含みます。home 5Gはオンライン申し込みで、端末代から月々サポートを引いた自己負担を含みます(1年以内の解約では別に契約解除料1,100円)。WiMAXは登録料と端末11,880円を含みます。4年の行に解約時の費用は含めていません。

1年で出る場合、WiMAXは光回線より約1万7千円〜2万円、home 5Gより約4万8千円安くなります。home 5Gが高いのは、端末代73,260円のうち54,900円が自己負担として残るためです。

2年では、NURO 光がWiMAXより約2万1千円安くなります。ドコモ光は支払いだけを見るとWiMAXより約6千円高く、dポイントを差し引くと下回ります。dポイントは期間・用途限定で、有効期限は進呈月を含む6か月です。現金の割引とは同じではありません。

4年では、光回線の2つが、ほかの2つより安くなります。home 5Gも端末代が実質0円になり、WiMAXより約6千円安くなります。

引っ越し先でも使い続けるときの手続きと費用

ドコモ光は、移転の手続きで契約を引き継げます。費用は移転事務手数料2,200円と工事料です。工事料の例は、NTT東日本内・NTT西日本内の引っ越しで派遣工事あり11,000円、派遣工事なし3,300円、東日本と西日本をまたぐ場合は派遣工事ありで22,000円です。引っ越し先の工事日は、最短でもおおむね2週間〜1か月程度が必要だとドコモは案内しています。

NURO 光は、いまの契約を解約して、引っ越し先であらためて申し込む形です。引っ越し先でもNURO 光を新規契約して条件を満たせば、解約時に発生した工事費の残りと同額がキャッシュバックされます。ただし、引っ越し先でNURO 光が開通できなかった場合は補てんされません。

home 5Gは設置場所住所の変更手続きをすれば、引っ越し先でも使えます。WiMAXの持ち運び端末は、サービスエリア内ならそのまま使えます。引っ越しの回数が多い人ほど、工事のいらない2つが楽です。

申し込む前に確かめる3つのこと

1. その部屋に何年住むか。賃貸の契約期間、卒業、転勤の見込みから、おおよその年数を出してください。1年前後ならポケット型、2年を超えるなら光回線が安くなる計算です。

2. 建物で光回線が使えるか。光回線は住所ごとに提供エリアが決まっています。NURO 光は建物の戸数でプランと料金が変わります。賃貸で工事ができるかは、申し込む前に管理会社へ確認してください。マンションの配線方式の確かめ方はマンションの光回線と配線方式で整理しています。

3. 家でどう使うか。home 5GもWiMAXも、混雑する時間帯に通信が遅くなる場合があると公式に書いています。オンラインゲームや長時間の配信が目的なら、ホームルーターと光回線の比較を先に読んでください。工事なしで選ぶと決めているなら、home 5GとWiMAXの比較が参考になります。

まとめ:住む年数を決めてから回線を選ぶ

一人暮らしのネット回線は、住む年数で決めてください。1年前後で出るなら、端末代が安く契約期間の条件がないポケット型が最も安く済みます。2年を超えて住むなら、工事費が相殺される光回線のほうが安くなります。

ホームルーターは工事がいらず、最初の費用も軽い選択肢です。一方で、端末代の割引に48か月かかるため、途中でやめると負担が残ります。「工事不要」と「短く使うのに向いている」は、同じ意味ではありません。契約する前に、やめるときの費用を一度計算してみてください。

出典(2026年10月1日確認): ドコモ光 料金プラン/NTTドコモ / ドコモ光 工事料分割払い/NTTドコモ / ドコモ光 新規工事料実質0円特典/NTTドコモ / 工事料改定及び新規工事料実質0円特典の進呈時期変更のお知らせ/NTTドコモ / ドコモ光 お引越し(移転)のお手続き/NTTドコモ / NURO 光(マンション)料金・スペック/ソニーネットワークコミュニケーションズ / お引越し先でもNURO 光/ソニーネットワークコミュニケーションズ / home 5G/NTTドコモ / home 5G プラン/NTTドコモ / home 5G HR02/NTTドコモ / home 5Gの解約/NTTドコモ / ギガ放題プラスS/UQ WiMAX / 料金プラン・サービス一覧/UQ WiMAX / 製品・端末/UQ WiMAX / Speed Wi-Fi DOCK 5G 01/UQ WiMAXオンラインショップ

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